ブログ

汗をかくことの効能!


僕たちの自宅は気温が35度以上の夏場でもクーラーをかけることはありません。(清水湯では温度20度で急にして男、女脱衣所、等を冷やしています。)これは、風邪通しが良いせいもありますが、クーラーが人体にあたえる負の効能を考えてのことなんです。本来、日本の気候は、春、夏、秋、冬と四季がありそれぞれが日本の風土になかで、彩があって季節ごとに楽しめるものだと思います。特に夏場は特に東京の夏はコンクリートの輻射熱で40度近くなって厳しい暑さですが、日本の四季の中でまたとない汗を沢山かける季節でもあるんです。汗をかくということは、逆にいえば体温調節をカラダが正常にしているということで、暑いのに汗をかかないというのは、どこかカラダの調整システムの中がおかしくなっているということなんですね。

どんどん汗をかきましょう!

実はこの調整システムというのは、自律神経のことでその名の通り、「自らを律する」器官のことなんです。この自律神経は内臓、血管、ホルモンバランスとカラダのほとんどをつかさどっていて、不調になれば、ありとあらゆる不定愁訴(頭痛、肩こり、しびれ、動悸、のぼせ、胃痛、腰痛、吐き気、下痢)が現れるようになります。さらにこの自律神経はもともと脳の視床下部にから伸びていて、この汗をかけないなどの自律神経の不調で甲状腺ホルモンの分泌が悪くなると、情緒不安定になったり、ひどい場合には「うつ」になったりとつまらない症状が出てくるんです。ですから3代目の自宅では、クーラーはあるのですが、クーラーは使わないで夏場を過ごしています。

季節の変わり目こそ発汗トレーニングです。

秋が近づき深まっていく季節でも、自然と強化した汗腺と、自然の風と清水湯のお下げの業務用?扇風機で鍛えたカラダが夏バテもせずに強いカラダを築いているので、いつでも家族全員が健康体でいられるように思えます。人間にはもともと優れた体温調節の機能がそなわっているので、なるべく汗をかくことを意識する健康生活を心がけながら、汗だくになったカラダは清水湯の天然温泉でさっぱりして心身ともに健康になってみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

参考文献、発汗健康法、岩盤浴の秘密(遠赤外線とマイナスイオンの驚くべきパワー)五味常明先生著

参考画像、フォト蔵、お母さん歯医者のミニ話

 

汗を沢山かきましょう!


いよいよ、夏の日差しも昼だけで、朝夕は少し涼しくなってきて秋になってきたな~と思う今日この頃ですが、暑い日のカラダの対処法として、汗をかくということがとても大切なんだということを、少し調べてみました。人間の体温の調節法としてその仕組みは、大きく3つにわけることができます。1つは【放射熱】といって気温が低い時、自然と体温が奪われていくような状況やカラダが冷えてくるのは、カラダが熱を放射してしまったからなんです。2つ目は、【伝導対流】です。じんわりと周囲の熱がカラダに伝わってくること、プールなどで泳いでいてカラダがひえてくるのはこの原理なんです。3つ目は、【蒸散】です。汗をかいたときに皮膚から気化熱を奪ってくれて、打ち水をしたのと同じ原理でカラダが冷えます。

いよいよ週末ぐらいから30度を切ってくるそうです。

犬のハァハァと呼吸したりするのも同じ原理なんです。さて、このなかで一番効果的な体温調整法はどれかというと、3番目の【蒸散効果】なんです。カラダが熱くなりすぎたとき速やかに一番体温を効率よく下げることができるのは、汗をかいてさっと体温調節することなんですね。汗をかくということは非常に大切なことで人間にとっては【急速冷却装置】と一緒で、汗がでるこの汗腺を鍛えることが非常に大切になってきます。夏から秋にかけて何の努力もしなくても汗をかいていたものが、気温の低下とともに汗をかかなくなってくると、何となく不調を感じてしまうものです。

こういう時こそ、【汗腺トレーニング】が必要で、清水湯の岩盤浴、2つの天然温泉をおススメいたします。効果的なのは、お風呂に入る前にいっぱいのお水を飲み、お風呂につかりながら長く深い呼吸をお腹を意識しながらするんです。気がついたら額から頭の毛穴から、背中、全身と汗のしずくが滴り落ちてくるはずです。お風呂から出たらビタミン、ミネラルを十分に補給して夏が終わってこれから汗をかきづらくなってくるこれからの季節、清水湯の温泉で発汗トレーニングしながら、四季を通して美ボディを磨いてみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

参考文献、発汗健康法、岩盤浴の秘密(遠赤外線とマイナスイオンの驚くべきパワー)五味常明先生著

敬老の日は終わりましたが・・・。


敬老といっても最近は元気なかたが多いいですよね。清水湯に来るお客様はみんな矍鑠(かくしゃく)としていますし、年齢を感じさせない方ばかりですし、はっきりいってその辺の若者より心と背骨(笑)は若い気がします。背筋もシャンとされていて、それでいて頭の回転もいいですし、仕事への意欲も高いし強いですから、定年制など撤廃してJAPAN AS NO1をまた目指していただきたいと思います。

目上の人を敬うことが大切なんです。

 

さて、2000年にWHO(世界保健機関)が発表した「健康長寿」(健康長寿とは介護なしで自立した生活ができる生存期間のこと。)日本一は女性に限ってですが、静岡県になりますが、第2位に輝いたのは群馬県なんです。第1位の静岡県は僕も良く行く温暖で空気も海も全てが綺麗な伊豆半島をかかえており、お茶でも有名ですし、こんなところに住んでいたらストレスフリーで長生き間違いないだろうなとつくづく思えます。また、第2位の群馬県も実は「かかあ天下」で有名で、働き者が多く、自立心も強いですし、パワフルな人が多いそうです。そのパワフルが病気をもよせつけない健康長寿の源になっているのかもしれません。

 

毎年敬老の日は半額で入浴出来ます。

ちなみに大阪人は45位でどっちかと言うとせわしなく生きているらしくてそれが原因ではないかといっています。まさに「短気は損気」なんでしょうか。ちなみに静岡県も群馬県も温泉の有名県で僕がにらむところ、日頃から温泉に慣れ親しんで、朗らかに悠々としていることが、じつは健康長寿の源泉ではないかと思っています。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

参考文献、S新聞データDE県民性⑮岩中祥史氏

IMAGINE(イマジン)笑。


想像してみてください。たとえばガラス瓶入りの保湿クリーム、香水、または牛乳瓶など皆が裸足でいる場所でしかも床は固くてタイル張り、“ツルっ”て手がちょっとすべって落としただけで確実に大小に割れてするどいガラスの破片が飛び散ったらどんなことになるか。普通に考えてみれば分かることなんです。だから浴場には、絶対にガラス製品は持ち込まないでください。先日も親子でお風呂に来られた方が、牛乳瓶を露天の入口で落として割ってしまったんです。

ガラスは一切持ち込まないでください。

そのあとはスタッフ総出で(奥様も駆り出して)割れたガラスの大掃除になりました・・・(汗)もし誰かがそれを踏んでしまったらどうなるんでしょうか?今回は、事故もなく済みましたが、皆さま、ガラス製品、陶磁製、など割れて危険なものは決して持ち込まない様にお願い申し上げます。今回の親子は帰りがけにお母さんが「子供が割ったの・・」と言ったらしいのですが、子供は「お母さんが割ったんだよ」といって帰っていったらしいんです。(笑)僕は、子供を信じます。こういう時の子供は素直ですから嘘はつきませんから。(笑)

銭湯は公共の場ですので常識豊かに入浴しましょう。

ま、いずれにしろ牛乳瓶を割った瞬間にまわりのお客様に大ブーイングが飛び交ったらしく、いたたまれなくてお帰りになったらしいのですが、お願いですから2度と牛乳瓶は持ち込まないでくださいね。可愛いお子様に免じて今回は幸い無事故で済みましたのでまたご家族でお子様連れで清水湯の温泉を楽しんでいただけたらと思いますし、スタッフ一同心よりお待ち申し上げておりますので、気にしないでお越しくださいませ。(笑)

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

ちょっとした清水湯でのささいな出来事もブログにしてみました。

デトックスの本当の意味。


よくデトックス、デトックスと言いますが、「デトックス=解毒」「デトックス=毒だし」と訳されることが多いですが、どちらも本来の意味から少しずれていると言われています。本来、カラダに不必要な毒素を取り込んでいながら、それを排除しようというのなら、初めから毒素を取り入れなければ良いというのです。ですから本来のデトックスの意味は、この順序で説明ができます。

①まずは皮膚や口から体内に「毒素を入れない、食べない」それでも腸内に入ってしまった毒素については。

②腸内からカラダに(細胞、血液に)吸収させない。それでもカラダ(体内)にはいってしまった毒素については。

③肝臓で「無毒化」すること。それでも解毒出来なかった毒素については。

④体外に排出する。

これが、デトックスの正しい道筋らしいです。

食事も自然志向が良いらしいです。

最近のデトックスは③と④に重点が置かれていますが、本来は、毒素を取り入れない健康的な食生活、健康的な生活習慣を通して、デトックスしなくてもいい環境を整えることではないでしょうか。ただ現実に水道水にも0,4パーセントの塩素が添加されていますし、ありとあらゆるところに食品添加物などが蔓延していますので、能動的にまた自発的にデトックスも含めた健康生活をおくるようにしていきたいものです。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

参考文献、岩盤浴の秘密 五味常明先生著。

参考画像、カラダカラ

目がチカチカしたのでちょっと調べてみました。


こどもの頃の僕の教科書の中に、「明日のジョー」があります。(高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや画によるボクシングをテーマにした漫画作品)この明日のジョーにあこがれて地元にあったボクシングジムに入門したのですが、なぜか3か月でつぶれてしまい。左ストレートと1,2しか練習出来ませんでした。といっても鏡の前でひたすら見よう見まねでパンチの練習だけをしていた記憶があります。その後もっとおじさんになってから、空手を始めたのですが、茶帯ぐらいのときに黄色帯の(といっても他流派で茶帯だったらしいのですが)人に思いっきり左上段回し蹴りを食らって脳震盪手前まで行ったことがありました。実は最近、左目が急にチカチカと何も光源がないのに(目を閉じていても)虹のような光が半円を作るようにずーっとチカチカしたんです。

網膜剥離のサインです。

ちょっと初めての経験でしたので、パ二クリましたが、たまたま明るい方向を見ていたら自然とチカチカが消えて行ったので「ほっと」安心したんです。この普通じゃありえないくらいの「チカチカ」調べてみるとおそらく【光視症】というもので、軽い網膜剥離(もうまくはくり)など前述の明日のジョーのようなボクサーに有名な症例なんです。この網膜剥離はボクシングのような打撃性のスポーツ以外でも加齢によるものや、光視症は加齢による眼の老化現象にひとつとも言われています。それから過労や睡眠不足、眼精疲労などが原因で起こるとも言われています。またこの症状は脳への強い刺激でも見られるとも言われてます。目にとって悪い事で最近一番気なるのが、「太陽による目の日焼け」ですが、これが網膜剥離またはこの光視症につながるかは、専門外なので今度目医者さんに聞いてみようと思っています。

目の衝撃が無くても起こることもあるそうです。
まさにこんな形で虹のようにチカチカするんです。

いずれにしろこの光視症の原因である網膜剥離は年代を問わず、男女関係なくかかる症例ですし、早期発見、早期治療が良いらしいので(最悪失明ということもあるらしい)専門医のところへ猛ダッシュで行く事をおススメします。さて、目の病気と温泉の関係ですが、黒湯の主成分は重曹なんですが、目薬の基本成分は重曹ってご存知でしたか?お風呂の中で目をぱちくりするのもなんですが、折角目のまえに目に良さそうな温泉があるので桶にすくって目を温めながら、目の疲れを癒してみようと思いました。当然、眼科にも行くつもりです。(笑)

だんだんボクサー化していく清水湯3代目談。

参考文献、飛蚊症、光視症網膜剥離の症状と治療法を徹底解剖

参考画像、さの眼科

育浴のすすめ。ちょっとシリーズ化にしようかな(笑)


東京ガスさんが、Webで公開している【育浴】(風呂文化研究会)なんですが、すんごく良く出来ているので少しずつ良いところを厳選してご紹介していこうと思います。(先日、全国浴場新聞にも掲載されていましたが、お風呂のマナーやこんごのお風呂の価値的な意味もありでかなりいいんです。)現在、東京ガスさんのWebにある育浴シリーズはVol.1の【育浴のすすめ】かVol.2の【お風呂に入ろう】Vol.3の【健美浴の王道】Vol.4の【初めての銭湯】と続いています。

町の銭湯が価値的になることが嬉しいんです。

Vol.1の育浴のすすめには、お父さんと子供とのコミュニケーションのススメ的なシリーズで、一番が食事での子供とのコミュニケーションの次にお風呂でのコミュニケーションが心に残ると言われていて、親子との語らいの場所としてお風呂(銭湯)での裸の付き合いを推奨しています。3代目も実は子供たちとお風呂に入るのが好きなんです。いまでも筆頭は小学5年生の娘もいれて子供3人たちと一緒に、特に夏休み期間中は営業前の清水湯のお風呂に家族で入っていました。会話も楽しんでいますが、やはりそこは大きなお風呂の銭湯なので、ゆくゆくはサーファーに育てようと目論んでいるのでお風呂で水泳の練習をしたり(お風呂屋の特権ですが・・・)水風呂で何秒息を止められるかなど競争したり、貸きり風呂をとことん楽しんでいます。

二つの温泉を楽しんでいただきながら、親子の語らいを♪

いずれ娘なんかは一緒にお風呂に入れなくなる時がやってくるので、今だけの父親としての子供たちとの思い出を風呂場で作っている感じです。やはりお風呂場は親子の最高のコミュニケーションの場であり、すくすくと素直に育つ確率が高くなってくるのではないでしょうか。(うちの子がそうなんで・・・親バカですが笑)いずれにしろ忙しい世の中、遠くの行楽地に行くのもいいものですが、近くの銭湯へぶらりと、気軽に洗面道具片手に子供たちと大きなお風呂でコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。きっといつまでも良い思い出になると思いますよ。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

参考文献、東京ガス、風呂文化研究会(育浴のすすめ)

育浴のすすめ。


「カラダや心の健康を考えて、お風呂に入る効果や方法、楽しみ方を学ぶこと。これを【育浴】といいます。毎日元気に過ごすためには、お風呂に入ってカラダをきれいにしたり、温めたりすることはとても大切です。」と【育浴】のすすめを提唱しているのは、東京ガスの興梠真紀さん(東京ガス都市生活研究所)なんです。育浴って聞きなれないかもしれませんが、最近、流行りの食育とかなんとか育のお風呂バージョンなんですが、昔懐かしい、古くて新しい、銭湯での親子の触れ合いや、語らい、コミュニケーションを通して親子の絆を深めていける新しい考え方なんです。

東京ガスさんが提唱する育浴。

この【育浴】という言葉にあるように、親子のコミュニケーションとしても活用できる以外にもさまざまな活用方法があるのではないかと、清水湯3代目は期待しています。それは、昔は隣3軒両隣(となりさんけんりょうどなり)などのように人間関係が密接であったことから、地域の人のつながりが深くてある意味色んな意味での礼儀や秩序的なものや子供の人格形成などにも役だっていたと思うんです。この最近では希薄になってきているこの、人と人とのつながりが残っているのは(しかも裸の付き合いの出来る)町の銭湯しかないと思うんですね。やはり老若男女が集まる場所というのは、一人だけ自分勝手にしていると非常に目立ってしまいますし、結構迷惑な存在になってしまうものですが、人の集まる中で必要なものは礼節であったり社会的な一定のルールなんですが、これを風呂屋で学べるのが今、ものすごく貴重な存在であり、貴重な空間なんではないかと思うんです。

確かに銭湯は昔から地域の社交場でありマナーを学べる場だったんです。

黄金の湯は家族みんな大好きなんです。

自分がされたらいやだなと思う事を人にしないというのが、ある意味自由という言葉の基本ルールであり、最近、問題になっている【いじめ】の問題なども人に対する思いやりや感性の欠如ではないかと思うんです。こういった小さいことだけど一つ一つ積み重なれば大きな優しい人間的な思いやるのある人格形成が銭湯の空間で築けるのであれば、銭湯稼業として最高の誉(ほまれ)ですよね。(笑)親子で、家族で、恋人同士でまたは普通に気軽にふらっと清水湯の天然温泉につかりに来ていただいて、カラダも心もリフレッシュして風呂屋ならではの楽しさを満喫しに来てみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

参考文献、東京ガス都市生活研究所Web

入浴料金の推移。


銭湯うんちく話として、銭湯の入浴料金がこの100年ぐらいでどのように変わっていったのか、ざくっと調べてみました。明治五年(1872)の入浴料金は、1銭5厘。大正6年(1917)で4銭なんですが、この当時のかけそばがちょうど4銭になるので、今、富士そばあたりでかけそば食べると290円、ちょっとしたお蕎麦屋さんでも500円ぐらいなことをかんがえると、銭湯料金というのは、どの時代も相場がきまっているんだと分かります。銭湯の存在意義というか価値は、公共の公衆衛生をどなたでも無理なく利用できることにあるので、かけそば一杯ぐらいなら無理なくだれでもいつでも利用できるという価格設定になっているんだろうと思います。

平日月曜はお休みなんです・・・。(来週の祝日は営業します。)

また、実は銭湯料金って昔からの法律(物価統制令)戦前戦中の法律らしいのですが、この物統令で銭湯価格を総括原価方式で時代のインフレに合わせて決められているんです。これは良い面と悪い面があるんですが、(ここではややこしいので省きますが)昔1銭だの4銭だの僕が子供の時は、記憶している料金は確か僕が10歳ぐらいの時で200円ぐらい(昭和53年では正確には155円)だった記憶があります。

できることなら消費税など上がるとした、適用外しにていただき銭湯を愛していただいているすべての方がたの負担にならないようにしていただきたいと思います。今ある資料をもとにすると明治5年から約70回近く料金の改訂をしながら、地域での銭湯の灯を守りながらも、地域に貢献をし続けて行ったのかと思うと、なるべく庶民的なせんとうを維持させながら、これからも未来永劫にみなさまに愛される銭湯を続けていかせていただきたいと思う次第です。武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

参考文献、公共料金の推移http://homepage3.nifty.com/~sirakawa/Coin/J068.htm

参考文献、東京の銭湯料金の推移、四畳半の住人

糖尿病の温泉療法。


父親が糖尿病だったので糖尿病の大変さは傍(そば)からみていて本当に大変だな~というのが実感です。ただ父親が糖尿病になっていく過程も見ていたので、糖尿病になる原因、またはなりやすい人の傾向性などを反面教師と言う姿を通して学ばせてもらったように思えます。そもそも糖尿病は大昔の日本にはほとんど無かった疾病と言えます。(まったく無かったわけではないようですが、近代の欧米化した食生活日常生活の中で運動不足と活動代謝があきらかに減少してきていることが大きな原因のようです。)さて糖尿病の治療法の基本は食事療法と運動療法ですが、基本的に温泉療法に適している糖尿病患者さんは2型の(インシュリン注射を必要としない)糖尿病になります。

また、それらの2型糖尿病でも思いケトアシドーシス( 糖尿病患者において、インスリンの絶対的欠乏によってもたらされるアシドーシスである。ほとんどの発症者は1型糖尿病患者である。ウイキから)や重篤な合併症を有している場合は、温泉療法の(禁忌)適用外となってるらしいのですが、温泉入浴を療法とかんがえずに日々の健康増進法とかんがえるのもいいかもです。で糖尿病に適している泉質は炭酸泉、放射能泉など多岐にわたりますが、とくに泉質は問わないようです。ある研究では温泉療法のスケジュールを1日2~3回行った場合(併用して水中運動、野外での歩行運動1日1万歩弱)を継続した場合の血糖値をしらべた場合約50mg/dlの減少が認められたとあります。(その間、食事療法、必要に応じて薬物療法もおこないますが。)血糖やホルホン値がおよそ7日から10日の周期のリズムをしながら増減し正常域に達するのに3~4週間かかるようです。

黄金の湯は療養泉に認定されています。

また糖尿病にかかわらず一般的に温泉療法の際は多くの生体機能、心拍数、血圧、基礎代謝、体温、血中ホルモン値が同様のリズム性をもって正常化していくと言われてます。これを「温泉療法の正常化作用」と言われているんです。さて、温泉が身体におよぼす作用が温熱効果であったり、水圧効果であったり、気持ちのリラクゼーションであったりそれらが科学的になにかしらのカラダに対してのプラスのケミストリー(化学反応)が起こっているのであれば、銭湯価格の450円(平成24年消費税5パーセント)の庶民価格でそもそも糖尿病の予防にもつながるのならそんな最高な事は無いと思いますし、決してカラダに悪いわけないのでどんどん清水湯の天然温泉につかって健康増進に役立てていただければと思います。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

参考文献、温泉療法(癒しへのアプローチ)大塚吉則著

マンガ、厚生労働省