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出る杭になれる銭湯のオヤジのはなし。(温泉と自由)


僕の好きなサザンオールスターズの桑田佳祐氏は天才的な作詞作曲をしますが、デビュー当時は国語辞書の金田一先生に桑田氏の歌詞は日本語じゃないと散々言われたらしいのですが、どちらにある意味市民権が獲得できたかといえば、論じるまでもないのではないでしょうか。なんでも時代を先取りした先覚者は、古い体制や体質から批判されるのが常ですが、自信を持ち続けて我が道を行きつづけた人が最後は勝つんでしょうね。愛しのエリーをラウンドワンのカラオケで歌っているとそんな気がしてきます。(笑)

フリーダム(自由)で検索したらガンダムがでてきました。笑

さて、武蔵小山温泉 清水湯がすこし普通のお風呂屋さんと少しだけ違う点があることを、昔から僕だけがしっているのですが、次代の子供たちにもいつかこのブログを読んだときに「うちのオヤジもすこしは苦労したんだな」と思ってもらえるように、また僕自身の日記代わりとしてのブログとしていつかは書いておかないといけないとおもっていましたので、あまり周辺の方がたにご迷惑がかからない範囲で書いておこうと思います。(いずれ仮称“清水湯のおもしろい人々”というおもしろおかしい小説風のブログを書いてみようと思っていますので波乱万丈の清水湯3代にわたる激動の銭湯史をおたのしみに。)それは、ただひとつ浴場組合から融資を受けていないということなんですね。じつはここが重要な視点で組合、信組、保健と大きな三本柱が浴場組合の業務なんですが、組合員として組合の信用組合からお金を借りないということは、わかりやすくいうと「前田慶次」ににたようなものなんですね。あるいみしがらみがなく自由に生きれるということなんです。

風呂屋は完全なる自由安全地帯ではないでしょうか。

風呂屋は完全なる自由安全地帯ではないでしょうか。

そもそも風呂屋の特徴で親会社もなく子会社もなく完全なる独立採算性の完全オーナー会社の珍しい業種なのに、さらに組合の古めかしい体質に左右されない自由な立場の銭湯は、僕の性に合っているんです。(語弊があると困りますが、銭湯組合の存在価値はいまでも厳然とあり組合員であることの利点もあります。)ただ、自由な発想、自由な経営方針といいことずくめでもないんですが、すべての責任は当然自分に返ってくるのでいつでも真剣勝負であることはかわりませんが、また料金はあくまでも総括原価方式で料金一律はかえられませんが、それ以外はほぼ自由なんです。ですから結構行動しやすいので自身の判断の元、行政とのやり取りも僕が変えて銭湯業界に貢献していることもあるんです。正直出る杭になることが僕の品川区での銭湯業界での役割だと思っているので今後も自身に課せられた目の前の課題に逃げずに銭湯業界の貢献のためにも、また清水湯の未来のためにも果敢に攻めて行こうと思っています。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。