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不感温度とは。(温泉と健康)


不感温度とは、熱くもなく冷たくもない温度のことで、だいたい35度から36度と言われています。(ちなみに空気中の温度と水中における温度では体感温度がぜんぜん違うので、たとえばサウナでは100度ぐらいまでは耐えられますが、水中では50度までが限界と言われています。)さて、この入浴時のエネルギー消費量はこの不感温度のときが一番少なく、酸素消費量にして毎分0,3~0,5リットルに相当。この不感温度35度~36度を中心に、温度が下がっても上がっても消費量は増えて代謝が高まってきます。

清水湯の温泉の温度はだいたい40度から42度になっています。

そして平均的な男性の入浴時の酸素摂取量は1,8リットルになるので、約10分間入浴した時のエネルギー消費量は約40キロカロリーということになるんです。ここでわかるのはお風呂の温度でエネルギー消費量が増減するということなんですが、ここで専門的な計算式がありますのでご紹介いたします。お風呂にはいった時は皮膚表面から汗や水蒸気が排出されます。蒸発に伴って気化熱が奪われますので、1グラムの水が気化すると約0,5キロカロリーの熱が奪われますので、高温の入浴では発汗が300ミリリットルあった場合は、それだけで150キロカロリーも消費するんです。

これからの季節露天風呂が最高です!

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それを体脂肪に換算すると約16グラムの減少に相当するんです。お風呂にはいるだけでこんなに脂肪の減少がみられ、またカロリー消費もありで、普段の温泉入浴がこの夏までのビューティーを無理なく楽ちんに成し遂げられるかもしれませんね。今後も温泉(お風呂入浴)が健康と美容にいかに効果的かをどんどんご紹介していきたいとおもいますので、お楽しみに~。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。

参考文献、健康と温泉 阿岸祐幸著。