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3代目はミタ。第二弾!


あまり、家の解体写真って沢山見ていると、なんだか気分がげんなりしてきちゃいますね。(笑)でもこれがないと次への新しいステップに進めない訳ですから、備忘録として時系列で記録しておきたいと思います。こののち、ほとんど鉄筋コンクリート造の建物としては平屋並みの高さにもかかわらず、岩盤からの支柱杭が30本近く地中に埋まっていて、清水湯を支えています。

更地になった時の清水湯。

煙突を解体中の写真。

本来杭など無くてもいいのですが(ベタ基礎工法)ちょっと心配症な3代目ならではの杭30本埋めになっています。(笑)また耐震化計算もコンクリの粘度、量、鉄筋の太さ、量もその都度、設計士とともに確認してたので、完璧だと思います。(夜中に一人で工程の確認を懐中電灯片手に見回ったことも数えられないほどでした。なんせ何億も借金して建てるものですから3代目も真剣です。)実際、3・11の時は表の通りの信じられないくらいの揺れの映像と比べて、清水湯自体はそんなに揺れなかったんです。ほとんど無傷そんな感じです。

脱衣場も男女のしきいが無くなった状態。ここまでくるとちょっと悲しいものがありました。

風呂のタイル絵と青空。

正直、当時は無駄な杭工事にように思えてならなかったのですが、(この工事だけでも数千万かかっていますので)これからいつ大きな地震が来たとしても迎え撃つ姿勢でお客様に対して安心、安全な清水湯を構築していこうと考えています。すでに岩盤まで約20メートルそ深さまで杭ががっつり入っていますのでまずは安心ではありますが。鉄筋コンクリートの低層建物として生まれ変わった清水湯ですが、なんの巡りあわせか頑丈にしておいて良かったとつくづく思う今日この頃です。100年はもつ建物として皆さまにこれからも愛され続けられるように、地域に貢献してまいりますので末永くよろしくお願い申し上げます。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。