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温泉で育浴のススメ。


全国浴場新聞によりますと、最近 「育浴」(いくよく)というものに力を入れているようです。正直昼間からビールを飲みながら会合開いている組合にはあまり出ないので何やっているのかチンプンカンプンなんですが、(笑)たまにはイイことやっているようです。(笑)とくに今回力をいれているのが、先日1010誌でも紹介のあった紙芝居をつかった入浴の心得紙芝居なんです。これは(株)漫画家学会と全国浴場組合のコラボレーションで5月の子供の日にあわせて何件かの浴場で行ったそうです。

色んな銭湯に行くのも良いものです。

また子供の日は、小学生以下が入浴料無料でタイミングのいい企画だったと言えます。今回紙芝居を行っていただいたのは、プロの紙芝居師の集団で「紙芝居倶楽部」の方がた、東京・お台場のデックス東京などでも紙芝居イベントを行っているほど凄い紙芝居らしいんです。紙芝居をしてくれたのは、1010誌にも登場していた、美人紙芝居師の「シマちゃん」。でも紙芝居で入浴マナーを教えるなんて素敵なアイデアですよね。こういうのは大賛成です!子供だけではなく一般に老若男女に広げてやるべきです。とくに場所取り、かけ湯をポイントを絞って紙芝居作ってくれないかな~(笑)さて、3代目の僕も、昔から銭湯での育浴に注目していました。

親子の触れ合いこそ最高の育浴。

最近では、なんにでも「イク」や、「カツ」、「メン」などをつけるようですが、昔ながらの銭湯とは、見ず知らずの裸同士の地域のコミュニケーションでしたので、自然と礼儀や入浴マナーなどを身につけることが出来たんです。それは、今でも一緒で時代は変わっても、時代に応じた社会性を身につけることが出来るんですね。お風呂の世界も一般社会も“人に迷惑をかけない”ということが大原則ですから、お互いに思いやりを持って互いを尊重しながら楽しく入浴する、家族の触れ合いも銭湯で楽しめますし、そこに社会の縮図も含まれているように思われます。今も昔もお風呂に入ることが教育につながる「育浴」が今後も脚光をあびてくるように思われます。清水湯はこれからも地域に開かれた心もカラダもスクスクと真っ直ぐに竹のように伸びる子供の心の成長を応援しています。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

参考文献、育浴について(全国浴場新聞)

参考画像、東京ガス