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儚い個人経営…。西海がなくなって今(武蔵小山温泉経営ブログ)


織田信長が好んで詠んでいた敦盛(幸若舞)は「思へばこの世は常の住み家にあらず草葉に置く白露、水に宿る月よりなほあやし金谷に花を詠じ、榮花は先立つて無常の風に誘はるる南楼の月を弄ぶ輩も 月に先立つて有為の雲にかくれり『人間五十年、化天[1][2]のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり一度生を享け、滅せぬもののあるべきかこれを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ』」とカギ括弧の部分が特に有名です。そう儚すぎます。個人経営。武蔵小山の名店がどんどんなくなっています。自慢亭、西海・・・。

今ある姿がいつまでも続くとかんがえるのは間違いのようです。今ある姿がそして暖簾が風でそよいでいる姿が当たり前だとかんがえるのはどうやらまちがっているようです。店主突然の死、それに伴う相続問題、蓋を開けてみたら見えた現実の経営実態、創立者と従業員の心のかい離、どれ一つとっても大きなファクター。ひとつの舟である個人店を継承、継続、発展させていくのは本当に大変なのです。再開発の波これも間接的には絡んでいます。井門さんがまさにそう。いったい武蔵小山の老舗の店を潰して発展するこの流れは何かを暗示しているように思えてきました。舵取りを今だからこそしっかりもちましょう!武蔵小山温泉丸は永遠に続きます。

武蔵小山温泉 若旦那太郎談。