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ウラハラならず、ウラムサ。武蔵小山の奥座敷。


どっちかと言うと、武蔵小山の駅から歩いて5分、中心の武蔵小山商店街パルムさんから外れにあります。位置的にはパルムさんの始点と終点の三角地点の一角、完全にパルムさんの導線から外れています。ちなみに武蔵小山温泉・清水湯の正面道路は地元民の中では元スリ道路と呼ばれていたらしいです。(長年住んでいましたが、5年前建替えてるとき初めて聞かされました。)元スリ道路って何?って思いますよね。その昔、スリだった人が住んでいたのかと勘違いしますが、(全然違います。笑)実はこの通りで商売しても上手くいかなくて元金までスッてしまう、寒い通りだったらしいのです。(そんなこととはつゆ知らず、何億もかけて建て替え工事をしてしまいましたが。)

 

武蔵小山の後地(清水湯周辺)もどんどん栄えてほしいものです。

本当の道路名は朝日通り、何年か前に道沿いに公園が出来それが朝日公園という名称になったからだそうです。実は僕はこの通りの名称を変えようと思っています。その名も“温泉通り”良いじゃないですか、温かそうな名前で、実際この道、南北に連なっていて冬は北風が通り抜けて超寒いんです。俗称でも良いかもしれません、区役所に掛け合うのも結構面倒くさいので、勝手に“温泉通り”の看板だして通り名にしちゃいます。(温泉アベニューなんて言うのもいいかもです。)皆さまも、温泉通りなんて言ってみてください。おそらく、あそこの道が朝日通りなんてこと誰も知らなかったと思いますし(笑)で、なんで温泉通りやタイトルの武蔵小山の奥座敷なんてこじつけているかと言うと、地域振興の一つの原則として、必ずと言って良いほど、絶対的なブランディングがあり、また文化的な裏付けがあるのではないかと感じているんです。僕はアドバイザーでもプランナーでも何でもない、ただの風呂屋のおやじの完全なド素人ですが、素人なりに人気のある店、人だかりのできる商店街って何か共通項があると思うんですね。“必要は発明の母”とも言いますし、まず大前提としてその土地、人が大好きという事が一番大事ではないかと思います。

地道にこつこつと銭湯を続けてまいります。

その思いがある人と人が集まってこそいいものが生まれると思うんです。また、その他の要素として庶民的であること。これかなり重要だと思います。昔80対20の法則みたいな本がありましたが、読んでて何を言いたいのかよく分からなかったのですが、富の分配の80パーセントは20パーセントの人が持ってて残り80パーセントが残りかすの20パーセントを共有しているみたいなことが書いてありましたが、だからなんだと言うのが感想でしたね。雑草と言われようが大多数の庶民があってこそ、この国が成り立っているわけで庶民をなめるなよとすぐ読むの止めちゃいましたが、良く勘違いするのはお金持ち相手の商売してますみたいなの気持ち悪いですね。大体そんなにお金持ちなんかいないし、お金使わないからお金持ちになるんでしょ。少ないパイを取り合ったり、ヘコヘコするより毎日でも無理がなく続けられて肩書や、地位、名誉など関係なくだれでも同じ人間として喜んでいただけるそんな商売が昔からしたかったんですよね。

 

常にお客様に喜んでいただける銭湯に。

実際、風呂屋がそういう意味ではぴったりでしたが・・・あと、楽天のストアをやるか真剣に悩んだときもらった資料にロングテールの法則みたいなのが載っていました。これはすごく納得しましたね。ネットの世界ではドンピシャの理論(現在はわかりませんが)いずれにしろ、コアのターゲットとそれに付随して集客効果が波及していく層が必ずいるはずなので、ボクシングのヒット&アウェーのように絶えずプロモーションをすることは前提として重要だと思います。当たるか外れるかはやってから判断するそれでいいと思っています。まずは、“お客様の為に”その思いがあればそうそう大きな失敗はないはずですから、常にお客様視点これさえ忘れなければ大きくはずれることもないと思いますし、老若男女、世代など関係なく誰でもよろこんでいただける庶民的な銭湯を築いていこうと決意しております。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。