ブログ

サーカディアンリズム!(一日の体内リズムのことなんです。)


風呂屋をやっているとこんなに睡眠時間が短かい職業なのかと今さらながらビックリします。完全に跡目をついで、清水湯丸という小さいながらもやりがいのある船を自分で操船しながら航海していると、思いのほか寝る時間が少ないのがボディーブローのように効いてくるんです。ですから昔みたいに食べて寝てちょっと筋トレすれば、好きなだけパイ筋(大胸筋―胸の筋肉のことですが。)がパンパンについたのに最近では本当に筋肉が付きづらくなってきました。(筋肉は軽い筋断裂を繰り返し休息を取ることによって漸進性的にビルトアップしてくるものなんです。)単純に慢性的な寝不足のようです。笑。

いつまでも皆さまに喜んでいただける銭湯を続けてまいります。

さて人間には生体リズム(体内リズム)としてある一定のリズムがあるようです。たとえば、一日の中、一年の中で病気になりやすい時間帯や季節があるのをご存知でしょうか。心筋梗塞や狭心症は朝に起こりやすく、曜日で言うと月曜に多いらしく、季節で言うと冬に多くなるらしいのです。そしてなぜこのようなことが起こるのかと言うと本来規則正しいリズムが狂ってしまうことが原因らしいのです。前日の深酒、諸々のストレス、ホルモンバランス、自律神経の乱調などが挙げられますが、これらの生体バランスのリズムをリセットするために非常に効果的なのが、朝起きて太陽の光に当たることなんです。いわゆ生体リズム(体内時計)は脳の視床下部(の視交叉上核しこうさじょうかく)にあるのですが、そのほかに心臓、血管、腎臓、皮膚、粘膜、などから成り立っています。

朝起きたら太陽の日を浴びるように心掛けてまいりたいものです。

脳が大きな時計としたらそれ以外は小さな体内時計で太陽の光を浴びることによって脳の視床下部(大きな時計)がリセットされることによって「小さな時計」が同じようにリセットされるんです。一つの例として朝日を浴びることにより血圧や血糖値があがりカラダが活動状態になるのも一つの体内時計がリセットされることによる生体反応なんです。また、生体リズムがくずれることにより、病気になりやすくなり、「抑うつ」、「肥満」、「頭痛」、「疲労感」、「免疫力の低下」などを引き起こすんです。

体内時計を正す4つのポイント

1、毎日、起きる時間を一定にする。

2、朝起きたらまず光を浴びる。

3、朝食を十分に食べる。

4、夜は明るい光を浴びない。

一日の体内時計をリセットしながら、病気に強いカラダ作りをしてみてはいかがでしょうか。また、不定愁訴(「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」)などの症状はこれら太陽の光を浴びる事と同じく、天然温泉で健康的な入浴を日常生活に取り入れることも効果的ですので、太陽&温泉でご自身の健康リズムを勝ち取ってみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、白寿(ヘルシーメイツ)体内時計が狂うと生活習慣病になる。東京女子医科大 大塚邦明病院長。