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健康アドバイザー研修。(AEDの巻)


清水湯の3代目はけっこう健康オタクなんです。おそらくパソコン好きのパソコンオタク見たいなもので(僕はパソコンが大の苦手なんですが。)健康こそが幸せのバロメーターと思っています。ただカラダだけではなく、心とカラだのバランスが大切だと思っています。そこでたまには専門家による健康の知識を吸収しにいこうと、東京慈恵医大で健康アドバイザーの講習に行ってきました。(最終試験は受けませんでしたが、いい勉強になりました。)この講習は学科、実技を合わせて4日間もあり講習会としてはかなりハードな部類になります。また講師群がよくて慈恵医大の教授から順天堂大の教授など多岐にわたり、専門的な学習をするんです。受講している方々もMD(お医者さん)だったり研究者だったり結構風呂屋のレベルを超えた方々がほとんどで、海水浴に行くような恰好している変なおじさんは僕ぐらいなものでした。(笑)

胸が沈むぐらい強く30回圧迫します。一人だと辛いので交代しながらでもOKです。

300回ぐらい圧迫しました・・・(汗)

僕が一番今回の講習で気に入ったのは、実技のAED(自動体外式除細動器じどうたいがいしきじょさいどうき)の訓練と、テーピングの巻き方、それとストレッチなどの軽度の運動指導でした。(やはり全部実技ですが。・・・)その中で今回はAEDがどれだけ重要かをご紹介したいと思います。まず、皆さまにクイズですが、道端で人が倒れていたらどうしますか?ひょっとしたら酔っ払いかもしれないのでそのまままたいで行ってしますか・・(笑い)そういうこともあるかもしれませんが、もしその方が心臓発作や息をしていない状態であえいでいるとしたら、見過ごすわけにはいかないはずです。今の救命救急はとにかく心臓マッサージ!というようになっています。少し前まではマウスtoマウスのように人工呼吸からといわれていましたが、感染症にはやはり抵抗を感じる方もいると思いますが、一番重要なのは心臓からの血流を脳にいち早く送ってあげることが大切なんです。

これは子供練習用。人差しと中指で圧迫します。手順は一緒。

もし僕の心臓が止まりそうなときは綺麗な女性の人にお願いしたいです・・・。

ですから手順としては①声かけ確認(倒れている人に大丈夫ですかー!と大きな声で確認する。②近くにいる人に救護者として確保する。一人はAEDの確保、一人は救急車の要請必ず名前等を聞いて特徴とかで可、必ず現場に戻ってきてもらう。③119番で救急車を呼んでもらった救護者と交代で心臓マッサージと人工呼吸法を繰り返します。心臓マッサージは胸郭の館中あたりを昔は剣上突起の指3本上と言っていましたが、素人はそんなのわからないので乳首と乳首の真ん中でいいんです。そして人工呼吸ですが必ず鼻をつまんで気道を確保して2回行います。そのとき必ず胸をみて倒れている人の胸が膨らむのを確認します。⑤この人工呼吸2回と心臓圧迫(マッサージ)を30回を1セットにして繰り返します。⑤これが結構大変で交互に交代しながら、また周りにいる人を救護者にするなどして救命蘇生法を行います。⑥処置が適切で早ければ蘇生します。⑦さてこの時点でも意識を失っている場合は心臓が心室細動(心臓が小刻みに痙攣して血液を送れない状態になっている可能性が高いのでAEDが到着次第自動音声の説明に従って装着します。このとき大事なのはONスイッチを押す前に必ず周りの自分も含めて人を現場から離すこと。触れないことが大切です。感電防止として。)これらの蘇生法はあくまでも人道的に優先的な行動ですので、結果は責任には問われませんので、困っている(倒れている人)がいましたら命を助けてあげてください。ちなみにこのAED講習は最寄りの消防署でも講習をしていますので受講してみてはいかがでしょうか。実際に実技を受けるとわかりますがとんでもなくハードで汗だらだらになるんです。汗をかいたら温泉!?なんでもこじつけちゃいますが、それだけAED,人工呼吸は大切で大変な救命法なんでこれからもどんどん普及していくことを願っています。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。