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3代目はミタ。清水湯の歴史(解体現場)


最近、物忘れが激しいので、忘備録として清水湯の解体工事時の写真を何回かに分けて記録しておこうと思います。とくに日曜の芦田愛菜ちゃん主演のビューティフルレインのお父さん役の豊川悦司さんが、だんだんとアルツハイマー(若年性老人性痴呆症)になっていくのを見ていると何だか他人ごとでは無くて、夫婦で三つの名詞を逆から「いわし、さば、えんぴつ」などと良い合ったりして、本当に言えない時、背筋がぞっとしたりしています。(笑)余談ですが、ずいぶん前に渡辺健さん主演の「明日への記憶」でもこのアルツハイマーを取り上げていて、樋口加奈子さんと黄昏(たそがれ)の中完全にアルツになってエンディングになっていくというのを見ていて憂鬱になった記憶があります。でも正直、細かいことに汲々としているよりも、少しぐらいボケてた方が愛嬌があっていいもんじゃないでしょうか?なんて僕は常日頃思っています。

焼肉和田さんの屋上で撮った一枚。まだ手つかず。

さー瓦(かわら)をとってから解体が始まります。

さて、清水湯のリニューアルが決まった時点で古き良き住み慣れたボロ屋を解体しなくてはならなかったのですが、生まれてからずっと住んでいたので、解体が進むうちに本当に感慨深いものが甦ってきました。皆さまのなかにも、住み慣れた我が家を解体された方もいらっしゃるとは思いますが、何となく涙がでてくるものです。まだ住み続けられたのではないかとか、まだ取り壊すタイミングじゃないんじゃないかとか、柱や棟は再利用できないかなとか、いろんなことが頭をよぎりました。

壊し始めたらあっという間です。

懐かしいですね。昔の清水湯のタイル絵。

でも今、振り返って考えますと、いろんな事がタイミングよくて特に地震が古い清水湯のタイミングが来ていたらひょっとしたら大事故が起きていたかも知れなかったかもしれません。なぜなら解体中に大黒柱が根元から腐っていることが判明したので本当に建て替えは大正解だった訳です。人の命には代えられない訳ですから、デッカイ建替え工事が終わってからの大地震はある意味守られたな~と確信しました。特にお客様商売は何が何でも安全第一、そこにこそコストをかけるのが大前提ですし、先手先手が最小のトラブルで済むわけです。でも本当に実際、揺れもそんなには大きくなかったんですが、直下型に関しては油断大敵で臨んでいこうと腹をきめています。で、時系列で清水湯の解体写真をダイジェスト版で何回かにわけて載せていこうと思います。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。