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スポーツ医学研修会@慈恵医大


風呂屋で厚生労働省認定の健康運動指導士をもっている人ってあまりいないと思います。その中で、日本体力医学会学術委員会が開催しているちょっとお堅いスポーツ医学研修会というのがあって、その講習と認定試験に受かると、「健康科学アドバイザー」なる称号をいただけるというのですが、風呂屋がそんなものをとって何になるのでしょうか。(笑)ちょっと笑い話なんですが、実は船舶一級の免許も持っていますが、乗る船は3人乗りの生け簀(いけす)付きの貸ボートぐらいで完全な宝の持ち腐れ今では操船方法も忘れています。

けっこう勉強するんです・・・。

健康運動指導士もかなり時間とお金がかかる資格ですが、今指導しているのは小学生から高校生の元気の良い子供に空手の指導だけなので、どっちかというと理論より鍛錬論なんで、あまり使うことがありません。今回のスポーツ医学の研修会に出て気が付いた事は、温泉がいかに健康に寄与するかを科学的に実証できることを、中学生にでもわかるような資格と研修会が僕には必要なんだと痛感しました。でもまったく意味がないという訳ではないんです。日々のブログの健康ネタは、まさに医学的裏付けが必要になってくるわけですから。ま、だまされたと思って何かしら意味があるかもしれないので一生懸命勉強してこの仰々しい「健康科学アドバイザー」になってみようと思います。

必要なのは温泉科学ですね。

正直、お昼休みの慈恵医科大学の学食って美味しいし白衣を着たお医者さんばかりで、一緒に交じってご飯を食べていると、誰かが間違って「あの人お医者さんかしら♡」みたいな視線を感じるのがちょっと優越感で、それにしても「ガタイが良いわね」なんてことまで思われていたら楽しいななんて勝手に妄想しているのですが、たまたま一緒になった同じ講習会のおばさまに「お仕事何しているの?」と聞かれた時に「風呂屋です!」ときっぱり言った時はすこし恥ずかしかったのはもう少し余韻に浸っていたかったからなんです。でもそのあとに「真面目な方です」と普通の風呂屋をアピールすることを忘れませんでした。(笑)さて、ひょっとしたら、健康と運動それと温泉などの温浴(温熱)をうまくリンクさせてそれぞれの資格や知識が生かされて、もっとさらに進化した清水湯を創ることが出来て、もっとお客様に喜んでいただけるかもしれませんので、目の前に置かれた課題を全力で取り組んでいこうと決意しています。

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。

スポーツ医学研修会(日本体力医学会学術委員会)