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黄金の湯☆☆3代目の思い。第二部。


美味しい焼肉屋さんが隣にあります。Wさんと言います。武蔵小山でも1番か2番ではないでしょうか。武蔵小山には美味しい焼きとんやさんも沢山あります。お客様も沢山入っています。相当儲かっているようです。ですが、「僕も新規参入して、焼きとん屋さんやろうかな☆」とは思いません。なぜなら得意分野が違うし畑違いだし、よく言われることに「隣が儲かっているから同じことをして真似てみよう」とするとほぼ100パーセント失敗すると言われています。それは、何故かと言うと、真似をしているからだけだからなんです。心や想いが無いんですね。

濃厚で塩味の効いた温泉。

当然事前のリサーチや、市場調査など調べることは沢山あります。僕自身、絶対失敗したくないし、失敗してもらいたくないので、ちょっと辛口なブログを書いているようですが、僕が銭湯の息子として生まれたのも、黄金の湯を掘ったのも運命だと思っています。今だから言えるのですが、実は黄金の湯を一度埋めようと決意した事があるんです。実際、見積もりもとって掘削に1億ぐらいかかったのですが、埋めるのは100分の1ぐらいで出来る事もわかりました。笑。普通銭湯の経営と言うのは、2代でやっているところが多いのですが、最近では跡目もいないので、それこそ何歳になっても現役で頑張らなくてはいけないんですね。また、人に任せられる仕事とそうではない仕事ということでは、温泉の管理、運営は当然のことながら全て自分でしなくてはいけません。2つの天然温泉を持っているのでよく分かるのですが、銭湯が扱えるのは黒湯までで、いわゆる大深度温泉の黄金の湯は別物という事を覚悟しなくてはならないんです。詳細は伏せますが、端的に言うと温泉が良すぎるんですね。

銭湯ではここだけの貴重な温泉なんです。

またその為に温泉成分が濃いんです。それだけならいいのですが、ほとんど塩で出来ています。僕の例でいうと毎日配管洗浄しています。こんなことは普通の銭湯ではしません。こんなことしてたらぶっ倒れちゃいます。笑。(なぜ僕が倒れないかと言うと、黒帯のサーファーで脳天気、たぶん脳みそも筋肉で出来ているからなんです。笑)ちょっと最近、黄金の湯のお湯の沸きを改善する予定なので、また工事代金がかかるなーなんて思っていたらこんなブログを書いてしまいましたが、難産して産んだ子や手のかかる子ほど可愛いと言いますが、本当に可愛い黄金の湯をこれからも皆さまに愛されながらも喜んでいただけたら望外の喜びでございます。☆

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。