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温泉でポカポカしながらプカプカしてみよう♪


今日は昨日とうって変わってちょっと肌寒いですね。春の気候は三寒四温といって温かい日が続くとまた寒い日が戻ってくるんですがまさに今日がそんな日です。さて大分、前に水圧(静水圧)を取り上げましたが、今回は温泉入浴の際の物理的因子、「浮力」について簡単に触れてみたいと思います。大塚吉則先生の「温泉療法」癒しへのアプローチから浮力の効能が分かり易く載っていましたので、素晴らしい考察ですので要約しながらご紹介したいと思います。「水中では、人間の身体は浮力で軽くなります。水面から顔だけだしている状態では体重の9から10分の一になり、胸から上が出ている状態では体重の3分の1ほどになります。

水面近くまで浮くと心臓への負担も軽くなります。

そのため筋肉、関節の障害、神経麻痺、リウマチ、などによる運動機能障害などがある人でも無理なく動作が可能となります。そして関節痛であっても温熱作用で温められるため、痛みも軽減されて関節可動域が拡大し、リハビリなどにも役立つようになります。また、肥満ぎみのかたも膝などにかかる負担が軽減でき水中の水圧などによる負荷が肥満体質の方の心肺機能の向上に役立つと言われています。

ここまで浮かびません・・・笑

総じて、水中の浮力を利用したリハビリテーションは非常に効果的と言われています。」水中を温泉と置き換えても差し支えは無いと思います。清水湯の湯船はあまり広くはありませんので、大きな動きの動作を伴う運動は出来ませんが、先日のブログにした静水圧(水圧)の人への理学効果を考えれば、温泉にじっくり浮力を感じながらプカプカ浮かぶ程度でも身体の重力を解放して心身共にスッキリとリフレッシュ出来ることと思います。さらに温泉でプカプカ浮かぶような心地よさが、心と体の免疫系を向上させて更に健康的な身体作りに役立てると思いますので、季節の変わり目のこのシーズン、どんどん清水湯の暖簾をくぐって更に健康になってみてはいかがでしょうか。スタッフ一同心より皆様のお越しをお待ち申し上げております。

参考文献、大塚吉則著、温泉療法(癒しへのアプローチ)

参考画像、まゆこさんの四次元ポケット

武蔵小山温泉・清水湯3代目談。