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お風呂に入るだけで引き締め効果があります。


お風呂に入ると、誰しもが体で感じるのは、温度と一緒に水圧を感じると思います。この水の圧力、実は結構、健康に良いんです。温泉療法(癒しのアプローチ)大塚吉則著。という興味深い書籍を紐解いてみましたら、沢山、温泉の科学が載っていましたので、若干引用させていただきながら、ご紹介させていただきたいと思います。大塚先生曰く「水中での圧力は1メートル深くなるごとに0,1気圧の水圧が体の表面に加わります。これを静水圧と言います。

水圧は引き締め効果あり。

例えば立ったまま首まで浸かるとふくらはぎの周囲は、1~1,5cm減ります。お腹は3~5cm、胸は2~3センチ、静水圧は心臓や横隔膜にも影響を与えます。全身に水圧が加わるため、その圧力で血管、とくに皮膚表面の静脈が圧迫されて血液がたくさん心臓に戻ってきます(中略)。これらにより呼吸数が増加して、心肺機能向上にも役立つことがわかっています。」入浴するだけで、いわゆる有酸素系(スイミング、ウオーキング、等)の運動をすることに限りなく近い状態を生み出して心肺機能の向上に役だっていることは、水圧(静水圧)の考え方で少しは理解が出来ました。

心肺機能の向上も見込めます。

運動であれば運動負荷を体に与える事によって、心拍数が増加し、汗をかき、身体機能が向上してくるものですが、温泉入浴は温泉の中の圧力が、全身に負荷を与えることにより同等の効果が得られるということなんですね。さて、ものは試してみないと分かりません(笑)。目の前に山があるから登るのと一緒で、温泉も湧いていたら入ってみるのが一番なんですね。季節の変わり目こそ日々の健康温泉入浴を実践してみてはいかがでしょうか?

参考文献、  温泉療法(癒しのアプローチ)大塚吉則著

武蔵小山温泉、清水湯・健康運動指導士談。