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「清水湯のくせに」ジャイアン風(武蔵小山温泉雑談ブログ)


先日、大学生の卒論のインタビューがありました。まっすぐな目元には何か強い意志を感じることのできる好青年でした。昔、幼少期からたどって今にいたるまで、銭湯清水湯と僕の成長過程を思いだすきっかけとなったひと時でもありました。それは子供の頃、銭湯清水湯はとても貧乏で人気のない閑散としたお客さまより閑古鳥の多い貧乏銭湯だったのです。友達はマジンガーゼットの超合金をもっているのを横目でむちゃくちゃ子供心ながらジェラシーの青い炎が燃えていたことを今でもよく覚えています。

そんな銭湯にはできそこないの僕という子供がいて、いつかはギャフントケツの穴から手をつっこんで奥歯ガタガタいわせたろかいと思っていてドラえもんのジャイアンがのびたくんに「のび太のくせに」といつか「清水湯のくせに」とちょっとジェラシーまじりの羨望の一言をいわせてやろうとほくそ笑んでいたことを思いだしました(笑)そうなんですけっこういつかみてろよ的な生き方をしていたことになんとなく今ぬるま湯につかり気味になっていることを反省しながら常にストイックに銭湯道に邁進していかなくてはいけないと何だか目の輝きが印象的な大学生とはなしていて反省するいい機会を得たなとちょっと嬉しい小話でした。

武蔵小山温泉オフロニスト若旦那談