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清水湯の正面道路は「もとすり通り」!?(武蔵小山温泉雑談ブログ)


「もとすり通り」それは元金もすられてしまう、恐ろしい名前。この通りで商売をすると全財産を失ってしまうという意味合いがふくまれているんです・・・。あ~怖い。誰がつけたかしりませんが、本当にいやな名前です。こんなネーミングがあるなんてことを知ったのは武蔵小山温泉をリニューアルして3年目でしょうか。近所のかなり年配のお婆さんと普段挨拶を交わしていたのですが、ふと呼び止められて「あんた、よくこれだけ繁盛することが出来たわね」と言われたんです。それはなぜか後地交差点から南側のこの通り(正式名称は朝日通りと呼ばれています。通称温泉通りですが。笑)は「もとすり通り」と呼ばれていて、「商売をしてもほとんどがうまくいかないで去っていくのよ」と教えてくれたんです。僕は「え~!しらなかったです」とびっくり。お婆ちゃんはそのまま言霊だけをのこして去っていきました。

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そんないわくつきの通りだなんて・・・。怖い。きっと昔竹林時代に古井戸があってそこに貞子的な人がおっこっちゃって、きっとリング的なことがおきたんじゃないのではでは~と取り乱してしまいました・・・。で、機をとり戻してよくよく考えてみると、そんななかお婆ちゃんは「そんな通りでさえ繁盛させるなんてあんたすごいじゃない!」的な逆説的なことを僕に伝えてくれていることに気がついたんです。そういえば僕はオバケや幽霊、迷信、占いなるものを一切信じなかったこと気がつき、なんの道だろうが、アントニオ猪木氏の「一足が道になる」そう自分の歩いてきた道が道になるんだ!迷わず行けよなんだと気がついたことなんです。道じゃない、通りじゃない、環境でもない、ましてや迷信や噂じゃない、自分の信念の道を進むしかないのです。それはお客様に喜んでいただける銭湯を築くこと。それしかないのでしょう!気合いだー!

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。