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じつは僕も温泉が大好きなんです。(温泉の想い)


清水湯がリニューアルして6年が過ぎました。あっという間の6年でしたが僕の人生の中でも最高に充実した時間でした。昔の清水湯の印象で新しい清水湯をはじめた時にあまりのいままでのやり方が通用しないことのギャップにものすごくビックリしたことを覚えています。まず、なんでこんなにお客様が来るんだろうということ特に土日の混雑時のピークはちょっとこんなに混んでる風呂屋見たことないと率直に思いました。わが身の運の良さにまたまたビックリというところでしょうか。ただなんで混むのか逆になんで空いているのかその原因がわからないと対処・対応ができないという悪循環におちいるのでその後かなりアナライズした記憶があります。そこでわかったのは風呂屋も一般的な経営指標などだけでは当てはまらないもっと複雑な経営環境や社会情勢、行動心理、他業種との関係、時代のトレンドいろんなものがかさなり合っているということなんですが、ひとえに答えが出せないところがまた銭湯経営の楽しさじゃないでしょうか、

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ただ一つ言えることは皆さまに喜んでいただきたいと思うことが、実は自分も喜べるものだった共有した価値観が清水湯の温泉にはあったということなんです。もともと黒湯があった。でも2本目を掘った。それも大工事でコストも何倍もかけて。銭湯の枠からはみ出る行為だったと今でも思っています。その原動力になったのが、純粋に自分が喜びたい、死ぬときにあれだけのことをやったと胸を張って死んでいきたい、それ以上に数ある銭湯のなかからわざわざ選んで清水湯に来ていただいたお客様に銭湯価格で喜んでただきたい、そう思ったからなんです。おそらくこれからもただ皆さまに喜んでいただきたい。その思いだけで清水湯の灯を守り続けていこいうと決意しています。2本の温泉を管理していくことは大変な業務ですが、この大地の恵みを存分に堪能してくださいませ。皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。