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お風呂世代は平和世代。(温泉と平和)


僕の時代は、新人類といわれた世代でした。どんな世代かというとちょうどバブルまっさかりで知らないおじさんがご馳走してくれたり、ディスコが全盛期で、マハラジャでは扇子をもったボディーコンバットのおねーさま達が踊りまくっていた時代です。そんな華やかな時代には強烈な光があるのと同時に影が付きまとうものですが、どうやら僕はあまりバブルの恩恵をうけた記憶がありません。とくに銭湯業界は一部の旦那衆が投資にはしってだいぶ資産を減らしてしまったとかないとか、本業の方ではさっぱりというところがほとんどでした。時代の好況感は関係なくとも、不景気感はなぜかもろにかぶさってくるので、風呂屋とは何とも因果な商売といわざるをえません。ところで、バブルの時代は僕たちが新人類などといわれある意味なんでもやります。やる気満々です。みたいなのが傾向性として強かったのですが、その上の団塊の世代その子供の団塊の世代Jrにはさまれているのですが、それなりに存在感を示しているのではないでしょうか。

足元お気をつけてお入りください。

足元お気をつけてお入りください。

さて世代間の考え方の違いをジェネレーションギャップといいますが、ことお風呂に関してはこの世代間のギャップはないのではと思います。世代それぞれが、お風呂好きという共通の感覚があって、もしこの世代間の溝を埋めようとしたら、お風呂談義が一番じゃないでしょうか。またお風呂に入り心も温まり、和気あいあいとした雰囲気作りは、一つ屋根の下の一つ同じ釜の飯ならぬ同じ風呂釜のもとで一致団結できるんじゃないでしょうか。最近読んだ漫画のワンピースも一人一人に夢があり、そして 全員が同じ目標に向かっていき、そして友情を築いていくストーリーじゃないかと思うのですが、銭湯清水湯の温泉が、心の豊かさや、友との語らい、そして同じ目標それは世界の平和、そんな世代をこえた目標を共有できつつ、心もカラダもさっぱり、他者への優しさも慈しみながら気持ちよく入浴していただけたら銭湯冥利につきます。

武蔵小山温泉 清水湯若旦那談。