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最近注目しているのが、インシュスリン様成長因子ー1なんです。


40を過ぎると少し毛髪のことが気になりだしてくるものですが、徳川家康のことばじゃありませんが、「座して死を待つよりは、打って出て戦ったほうがいい」(趣意)というような言葉があるんですが、含蓄(がんちく)を含んでいてまさにその通りだと思います。それをただ遺伝子やDNAのせいにして何もせず、座しているよりは、出来ることはなんでもやっていくことが大切なのではないでしょうか。さて、これはオフレコなのですが、45歳になった僕はまだ結構髪の毛があるのですが、2つ離れた弟は少し発毛間隔が延びているような気がします。同じ兄弟でもなぜ違いがでるのか、すこし疑問だったこともあり、お得意のアマゾンで面白い本を見つけました。

風呂は不老につながるんです。

風呂は不老につながるんです。

「血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論」という本なんですが、ちょっと新理論などと書いてあるので、まがい物くさいなんて思いながら読み進めていくと結構理に適っていて、また、髪のことならず、アンチエイジングや生活習慣の改善まで網羅されていて大変に中身の濃い本だと気が付きました。また、医学的にどういう位置的なものかもわからないのですが、あくまでも医学博士のグループが発見した研究成果なので、興味をもってご紹介したいと思います。1GF-1(インシュリン様成長因子ー1)とは、全身の細胞で作られる成長因子なんです。この1GF-1はカラダの成長のみならず、治癒力や免疫力、また新陳代謝、毛髪のはり、肌のみずみずしさの維持にも貢献します。しかし、今まではこの物質は成長ホルモンの分泌によって増えると思われていたので、成長期にある一定の時期にしかこの成長因子は賦活(ふかつ)しないと思われていました。しかもこの成長因子は毛髪の成長に欠かせない物質ということもわかっていたのです。それが、最近の研究で「知覚神経の刺激で増える」ということがわかってきたらしいのです。

温泉で体質改善、そしてバランスのいい栄養素が必要になってきます。

温泉で体質改善、そしてバランスのいい栄養素が必要になってきます。

この1GF-1(インシュリン様成長因子ー1)という成長因子を増やすことが、じつはアンチエイジングにもつながり、理想の健康と美容を手にすることが可能になってくるのではないかと言われています。なんだか長ったらしい名前なので覚えられないので、若返りホルモンみたいな名前にしてくれるともっとわかりやすくて普及していくんじゃないかと思うのですが、まとめに一点だけこの1GF-1(インシュリン様成長因子ー1)は温泉入浴でも増えるということなんです。温泉によってもたらされる熱、酸性度、アルカリ度、硫化水素、炭酸、などの物質は皮膚の知覚神経を刺激して若返り物質である1GF-1(インシュリン様成長因子ー1)を増やすんです。ちょっと聞きなれない健康物質ですが、清水湯が皆様へ提供できる健康情報として健康と美容へのあくなき追求はこれからも続けてまいります!(キリッ笑)

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論。医学博士 岡嶋研二先生。

三井温熱療法によると。


温熱療法のなかに「三井温熱療法」というのがあるんですが、その著書三井とめ子著作の「注熱でガン、難病が治る」という本の中に、カラダを温めると病気を克服することができると謳われています。しかもただ温めるだけではなくて、カラダの芯から温めるんだそうです。実はこれには僕も大賛成で、カラダの芯というのはすなわち、背骨のことであり、まさに第二の脳である脊髄を温めることなんです。この背骨を温めるとなぜいいのかというと、体温調整や維持、または免疫系や代謝、ホルモンバランス、自律神経などはすべてこの背骨の中にあるからなんです。

カラダを芯から温めることがいいんです。

カラダを芯から温めることがいいんです。

まさに「冷えは万病の元」といわれるように、この背骨いまでも温めることが本当に芯まで温まるということなんです。そしていわゆる温熱療法の特徴として、薬に頼らない副作用のない療法であること、元からあるカラダの自然治癒力を増強するのでカラダに負担がかからない、実はガンというのは熱に弱いんです。(ガンも人間のカラダに出来るということはタンパク質でできているんです。タンパク質は42度以上で熱タンパク変性を起こすからなんです。

療養泉の黄金の湯が効くんです。

療養泉の黄金の湯が効くんです。

そういういみではガン予防にもなります。)カラダを芯から温めることで、冷えから引き起こる万病の予防にもなり、健康と長寿を手に入れることができるのであればそんなうれしいこともないのではないでしょうか。清水湯の温泉は、とくに黄金の湯は高張性でカラダに染み込みやすくカラダが芯から温まりやすい特徴がありましすし、女性専用の岩盤浴はまさに背骨を温めるには最高なんですね。清水湯の天然温泉と岩盤浴で背骨のみならず、心もほっこり温めていただいて病気知らず、健康増進にお役たてくださいませ。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、注熱でガン・難病が治る 三井と女子著。

花粉症に温泉は効くのか!?


結論からいうと効くのではないでしょうか。ある新聞コラムにあったのですが、症状の軽減には体質改善が重要とありました。睡眠を十分にとり、カラダの抵抗力を維持して、食事も規則正しくバランスよく摂り、アルコールの飲みすぎや、たばこの摂取などは粘膜を荒らす原因になりますので慎むべきだと書いてありました。また健康力をつけるためには適度な運動も必要なんです。いまや国民の4人に1人は花粉症といわれている国民病ですが、、じつは3代目の僕は花粉症ではありません。僕だけならず家族全員とりあえず花粉症ではないんですが、その相対関係ははっきりとはしていません。ただ、先述のように僕自身はたばこも吸いませんし、お酒もたしなむ程度、運動もそこそこしています。

つらい時期がやってまいりました。

カラダの抵抗力をつけるという意味では岩盤浴&温泉入浴でかなりカラダのデトックス&体質改善を日ごろからしているお蔭か、どんなに花粉が飛んでいてもびくともしません。(花粉症の方には申し訳ないのですが・・・)花粉症はアレルギーですから、アレルゲンである花粉が発生する春先にあらわれる季節性アレルギーと年中、ダニやゴキブリのふんなどが原因で花粉症状があらわれる通年性の鼻炎に分けられます。アレルギーはあくまでも体質ですから、アレルゲンである花粉をシャットアウトするか、体質を改善するしかないんですね。

温泉が効果的なので、最小限のトレーニングでも効果が高まるんです。

温泉が効果的なので、最小限のトレーニングでも効果が高まるんです。

温泉で免疫系を強くしてまいりましょう!

温泉で免疫系を強くしてまいりましょう!

スギの木とかも意味があって花粉を飛ばしているので、すこしでも体質改善ができるようにアレルギーに反応しないカラダ作りをすこしでも心がけていくべきなのかもしれませんね。花粉症の辛さがわからなくて申し訳ないのですが、昔銭湯の濾過機にろ過材として毎日、さらし粉を投入するのですが、その粉をすこしでも吸うと鼻水と涙と咳がとまらなくてすごく嫌な仕事の一つだったのですが、(今はなくなりましたが)それに似ているのかもしれませんね。花粉が飛んでいるときは外出を控えるとか、外から帰ってきたときは花粉を払うとかいろいろ対症療法はありますが、すこしでも体質改善ができて花粉症がでないようになるといいですよね。睡眠、食事、温泉ですこしでも体質改善の一助になれれば幸いです。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、K新聞 花粉症 生活の工夫で軽減 日本医科大学大学院医学研究科頭頸部・感覚器科学分野 大久保公裕先生

参考画像、あさひ病院

お風呂の事故は冬が多いんです。


清水湯の数寄屋門の脇に植わっている梅のつぼみもだんだんと大きくなってきていて、もう梅の花が咲くのも時間の問題のようです。ひょっとしたら、このブログを書いている間にも花が開きそうです。気が付けば、もうすぐ春なのですが、1月2月は一年の中でも一番寒い季節ですから、お風呂に入るときはとくに気を付けたいと思います。実はお風呂での事故はほとんどが冬の季節集中しています。ほとんどが12月から2月のあいだでお風呂に入るときに事故がおきているんです。

かけ湯を忘れずに。

かけ湯を忘れずに。

これはとくに自宅でのお風呂も含めてですが、要因としては、脱衣場の温度とお風呂場の温度の差が大きいことによって、起こりやすくなるんです。(清水湯では脱衣場も暖房で温めています)寒いところから温かいところ、それもかけ湯もしないで急に湯船に入るとどうなるか、それは急激な高血圧によって血管内の血流が急激に流れるのですが、その際にもし血栓や高脂血症があるとそれが血管をふさいでしまって、悪い場合で脳卒中、心筋梗塞など重篤な症状に見舞われて、お風呂の中で溺れてしまうなんてこともあるんです。僕も風呂屋のせがれに生まれてきて毎日2回の風呂入浴をしていますが、かならずかけ湯は励行しています。

お風呂に入るときもゆっくりと手足からはいりましょう。

お風呂に入るときもゆっくりと手足からはいりましょう。

逆にかけ湯でカラダをお風呂の温度にカラダを馴染ませないと不安なんです。やはり日によっては疲れや寝不足などで立ちくらみに似た症状が現れることもありますので、普段シャワーだけで済ませている方などは、特にかけ湯でカラダを慣らさないと事故のもとになってしまうんです。持論ですが、風呂に入るということはある意味日本人の遺伝子がもっている本能のようなものですし、日本の大昔からの文化なんですね、本来お風呂に入ることに長けている民族なので、お風呂でつまらぬ事故などに合わないように、またせっかくの温泉入浴を楽しんで、長生きに役たつよう、立春前の寒い季節、温泉入浴、お風呂文化を取り入れてみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、K新聞 安全で賢い入浴法 大東文化大学准教授温泉療法専門医 早坂信哉先生。

 

温泉で生活習慣病予防を~。


みなさま。ご存知でした?2月は生活習慣病予防月間だったことを・・・。僕は今日知りました・・・。笑。ところで僕も含めて中高年の多くが生活習慣病かまたは、予備軍だといわれています。この生活習慣病じつにやっかいなので、大きな疾病となって無駄なお金を使う羽目になる前に、日ごろの生活習慣をすこし見直すだけでかなりの改善になりますので、この機会に心機一転どんどん健康になってまいりましょう。生活習慣病の原因は主に運動不足、過食、などが積み重なっていわゆる「内蔵脂肪型肥満」になることによってさまざまな病気になるといわれています。

この内蔵脂肪型肥満になることによってひき起こされる病気として糖尿病、高血圧、脳出血、脳こうそく、大腸がん、心筋梗塞、狭心症、痛風、歯周病、脂質異常(高脂血症)などあらゆる病気の原因になるんです。最近の健康の考え方の傾向性として、ただ長生きをするというよりいかに健康で長生きをするか、いかに介護されずに自分の健康は自分で管理して作っていくかそれが大事なんです。この生活習慣の心構えとして、日本生活習慣予防協会では、「一無、二少、三多」をかかげています。「一無」とは無煙、禁煙のことでたばこの害毒は取り込まない、また一酸化炭素など有害物質も防ぎます。「二少」とは小食、少酒のことで腹八分目の食生活を心がけることが大切なんです。

温泉にはいるだけでも生活習慣改善になるんです。

温泉にはいるだけでも生活習慣改善になるんです。

さらに「三多」とは多動、多休、多接のことで、動きに動き、しっかり休息をとり、人や場所に接していつまでも社会と結びつきを保つことなんです。常に健康であり社会に貢献しているそういった生き方がいつまでも元気いがあふれる、健康寿命につながり、健康的な生活習慣が積みあがってきていつまでも健康でいられるものなんです。この健康生活習慣に温泉入浴もとりいれて相乗効果でさらに健康的になってみてはいかがでしょいうか。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、S新聞 禁煙 食生活 運動と休息で予防に努めよう

温泉入浴で快眠を~。


僕の特技はどこでもすぐに眠れることなんですが、友人の何人かは不眠症なので、不眠症の新聞記事なんかは何気に目がとまっちゃうんです。寝れない人の気持ちがわからないので、ひょっとしたら、夜寝れないのは昼寝のし過ぎとか、カラダが疲れてないからじゃないのとか変に憶測したりしちゃいますが、当の本人は眠れないのが相当辛いみたいなんです。そこで、温泉入浴が快適な睡眠を誘導することと併せて他にも睡眠導入に最適な何点かの快眠術をご紹介したいと思います。

良い温泉は不思議と眠くなるんです。

1、就寝直前に少量のアルコールやカフェイン、食事をとるとカラダにたいして興奮性の作用にもなり寝つきが悪くなるそうです。しばらくして眠気を感じてから就寝するようにします。

2、寝る前の30分前からは部屋を暗くして過ごしましょう。明るい部屋は脳の交感神経を興奮させて寝つけない原因になります。

3、寝る前に少しぬるめのお風呂にゆったりと入ります。副交感神経が優位になり眠気が促進します。

4、鎮静作用のあるアロマ(香り)をつかうのも効果的です。ラベンダー、カモミール、マンダリンなどお気に入りの匂いで精神を鎮めて眠気を促してください。

5、簡単なことですが、眠くなったらすぐにベッドにはいりましょう。眠気のリズムは2時間程度の周期があるそうです。

6、気持ちが高ぶっている時や緊張しているときは、ストレッチやヨガなども有効です。またゆったりとお腹をいしきして呼吸することも(腹式呼吸)気持ちが落ち着いてきます。

7、ベッドにはいっても眠くならない時は、無理に寝る必要はありません。寝よう寝ようとしても頭が冴えてきちゃうものです。

温泉を生活習慣に♪

快眠、快食、快便は、普段の生活習慣が反映されるものですが、眠れない夜を過ごすことが最初からわかっているのなら、どんどんカラダを疲れさせて、気が付いていたら寝ていたなんて感じで、また、温泉入浴もどっと疲れもとれるものです。それもカラダの疲れとともに心の疲れも一緒に温泉に流れ出してしまうものです。清水湯の温泉にはいるとよく眠れるというお客様は結構多いんですが、普段の健康的な生活習慣のなかに清水湯の温泉入浴を取り入れて毎日快眠の健康生活を過ごしてみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、K新聞 ぐっすり快眠術

 

これは簡単!舌トレーニング。


古来のインドでは、イエス(肯定すること)の時に、舌(した)をべーっとだしたらしいのですが、記憶がおぼろげなので、間違っていたらごめんなさい。普段から健康でいたいと思っているのですが、できたら簡単に楽に健康になりたいと常々考えていたところ、舌を動かすだけの運動があるというので、ご紹介したいと思います。

温泉が効果的なので、最小限のトレーニングでも効果が高まるんです。

食べ物を食べたりするときに、大切なものが、唾液なんですが、この唾液は消化吸収を助け、嚥下(飲み込むこと)も楽にすることができるのですが、舌がよく動くことと唾液の分泌は関連があるようです。また唾液が出れば、胃腸も元気になるんです。舌の動かし方として、

1、口を大きく開けて。

2、舌をペロペロと上下に伸ばし。

3、舌を左右に伸ばします。

4、舌はそれぞれ10秒ほど数えながら伸ばします。

お風呂に入りながらすると、かなり面白い光景になるかもしれません。

この舌の運動をある老人ホームで行ったところ、飲み込む力が改善されたそうです。また、この舌の運動によって舌の細胞が活性化して唾液をふやし消化吸収が改善して、ついでに脳みそが活性化するらしいのです。気軽にできる舌の運動をしながら、お風呂にはいるのも良いかもしれませんね。これからも、気軽に健康になれる情報をふんだんにご紹介していこうと思っています。また寒い冬だからこそ、誰でもできて簡単に健康へのアプローチができるものを、取り入れてみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、K新聞 舌の運動

 

 

家事も健康アップに


最近の健康作りには、運動以外に、日ごろの家事や、生活スタイルで筋力維持や、バランス感覚の維持、または高齢者の転倒予防の意味でもお掃除などの日ごろ普通に行う家事などで予防することが脚光を浴びてきています。僕も運動が好きで10年以上ジムに通っていた時期もありましたが、いわゆるマシントレーニングにしても有酸素運動にしても、パーソナルトレーナーがいるか、かなり競技として目的意識がないと、かなり惰性に流されがちな運動になりがちなんです。

温泉入浴が一番手軽な健康法なんです。

実際、程よい健康を維持したいのであればそれでいいのですが、運動強度的には日ごろの家事程度でも十分同程度の運度強度を得ることができるんです。特に階段の上り下りは是非、階段を使用してしっかりと脚力をつけたいものですし、草刈であったり、炊事洗濯なども奥様のお手伝いがてら健康的に家事をこなしていくのも、おすすめです。

清水湯の露天風呂には転地効果もあるんです。

年齢を重ねるごとに足腰は知らず知らず衰えていくものですが、歩く、活動する、という前向きな気持ちを持ち続けて、生活強度を維持していくことによって、わざわざ、さー運動しようなどと気持ちを奮い立たせなくても、自然と矍鑠と(かくしゃく)壮健(そうけん)な生活が送れると思うんです。適度な運動(家事)と健康温泉入浴法を組み合わせて、手軽に気軽に、いつまでも健康でいたいものです。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

 

かけ湯が大切なんです。


お風呂にはいっていて、頭がくらくらしたり、立ちくらみしたり、目の前がチカチカしたり、そういう経験をしたことってありませんか。やはり日ごろの生活の中では、知らず知らずに疲れがたまっていたり、血流の流れが滞ってしまったりして、調子がすぐれない時もあるものですが、3代目の僕もたまにお風呂からあがった時に目の前がチカチカして頭がくら~っとしてしまうこともあるんです。毎日、温泉に入って温泉に慣れていても、軽い「のぼせ」というのはあるものなんです。ましてや冬の季節高齢者の方などは特に温泉入浴は気をつけなくてはいけないと思うんです。

カラダをお湯に慣らしてからお風呂に入ってください。

厚生労働省によると、入浴中の事故は年間の交通事故よりも多いということなんですが、原因の一つに血圧の上昇が関係しているんです。それは、寒いところから、または冷たいカラダを急激に熱いお風呂に入ることによって、さまざまな危険が潜んでいるんです。急激にカラダを冷やすと血管が急激に収縮して血圧が上昇、脳内出血などの血管系の疾患を引き起こすこともあるんです。また、その後の熱いお風呂に入ることによって急激にカラダを温めることによって、逆に血管がゆるんで、血圧が急降下して意識がぼーっとする意識障害などいわゆる「のぼせ」になることがあるんです。

健康的な温泉入浴で健康長寿を手に入れましょう。

とくに高齢者は体温を調整する機能がうまくいかないこともあるので要注意です。それでも、温泉入浴が何よりも楽しみという方もたくさんいらっしゃいますので、安全に入浴するためには、やはり、事前の「かけ湯」でカラダをこれから入る温泉の温度に慣らしていくことが大切なんです。まずは、手足からそして体幹にお湯をかけてください、カラダをキレイにすることにもなり、お風呂のお湯をキレイに使うことにもなりますし、事故予防にもなりますので、かけ湯は必ず実施していただきたいと思います。。これからの時期さらに寒さがつのり、さらに温泉が恋しくなってまいりますが、絶対無事故、そして心もカラダも気持ちよく温まる温泉入浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、朝日新聞 冬の入浴、寒暖差が大敵。

和温療法とは。(わおん)


先日のたけしの家庭の医学にもとりあげられていましたが、和温療法とは何なのか、少し掘り下げて調べてみようと思います。そもそもは鹿児島大学大学院の鄭忠和先生が提唱されている新しい治療法なんです。和温とは【なごみ、あたためる】という意味で、温熱療法として慢性心不全、閉塞性動脈硬化、慢性疲労症候群、繊維筋痛などに効果をあらわしているんです。鄭先生の温熱療法はいわゆる癌(がん)の局所的な温熱治療と違い、全身的な「和む程度の温度での全身療法」なんだそうです。この和温療法のいいところは外科的な心的、身的負担がなく、誰にでも安全で安心に優しく治療のできる療法ということなんです。

地域に貢献する銭湯を目指しています。

この和温療法は約10分から15分の加温でカラダの深部温度を1度から1、5度上昇させて更に30分間の保温状態でカラダの体温を上げた状態で保持することなんです。これだけで、薬物療法では難治性の心臓移植の適応となる重症心不全、難治性潰瘍、閉塞性動脈硬化、シェ―グレン症候群に伴う唾液分泌不全などに全身の血管機能を改善して、中すい、末梢神経などを活性化させることで効果をあらわすんです。

健康的な生活習慣として温泉入浴を取り入れてみては如何でしょうか。

また、和温療法を一日1回、35日間続けると一酸化窒素等が増えて、血流の改善が得られるんです。と、鄭先生の和温療法のホームページの文章をそのまま書き出してみましたが、要するに気持ちよく普段の生活習慣のなかでお風呂に入り、カラダを和ませてあげて、一日の疲れをとってあげて、明日への活力を充填してあげながら、健康になっていけばいいだけのことのように思います。昔からお風呂、温泉入浴は日本人の健康の元となっていますし、切っても切れない健康文化なんですよね。日本人の大好きなお風呂文化がそのまま健康文化というこの素晴らしい日本文化をこれからも、一銭湯として守り続けていきたいと思います。

武蔵小山温泉 清水湯3代目談。

参考文献、和温療法21世紀の革新的治療法。鄭忠和先生。